2007年4月 4日 (水)

月と兎

♪月がとってもあおいからぁ~とぉまわりしてかぁ~えろぅ
(いくつだ・・・)

これといって書くこともなく。
先日図書館で借りた本の話でも。

 鼠に関する本を探しに行ったのに、どういうわけか兎に関する本に目が止まり
「古来の文様と色彩の研究」
って本を借りてきました。
ってか、題名に鼠も兎も入ってないんだけどね。
「古来の文様」ってのに触手が・・・。
で、「月の兎」に関する記事に釘づけ。
以前シンボル辞典なるものを読んだ時に、円の中に兎で(玉兎)で月をあらわし、
円の中に鳥(鶏?)又は3本足の烏(金烏)で太陽をあらわす。
ってのがありまして、なんで兎=月なんだろ?太陽が3本足カラスなんだろ?と。
そりゃあんた、月のクレーターの影の具合が兎に見えるから月には兎が住んでるって。
ええ。おもしろみのない答えですこと。
昔から、そう言われてんだからしかたないじゃん的なのと、
やっぱり大元は、そう見えたから(笑)。
で、そういうお話つくってみました的「伝説」になるんだろうけど・・・。

結果を先に言うと、「何故兎なのかは明言できない」とのこと・・・・。
民間信仰なんかがルーツになると、あまりにも古すぎて元をたどれない。
しかしこの本では可能な限りつきとめてあります。
以下は本の大体の内容です。

 たどれば中国の神話伝説からきてるわけで。
吉祥大好き中国人。意味はかなりありそうです。
ゲイ(漢字が出ない・・・)が西王母に不老不死の薬を請願したところ、妻が盗み飲んで体が軽くなり月まで行き、蟾蜍に変じて月に住むこととなったのでした。
なので月にはカエルが住むと・・・・。
おいおい、カエルじゃん。
遡れるだけ遡ると、月にはヒキガエルが住んでたことになってるそうな。
 で、ヒキガエルと小さく兎が同時に登場する絵が出てきて、年代が近くなるにつれ兎にとってかわられる。
 ちなみに月が欠けるのは、この蟾蜍が月を食っちゃうせいです。
でも月は満ち欠けをする不死身なのでまた満ちてくる、と。
 他の研究者に言わせると、五行思想が当てはまるらしく、土気のヒキが水の精の月を食べ(土剋水)月が木気の兎を生じ(水生木)兎がヒキを剋する(木剋土)。兎は月を視ると子を孕むらしい。
中国の思想にも伝説にもちゃんと当てはまるし、面白いなぁと思いつつ、むずかしいので5行はよくは分からん。
 ここまでのキーポイントとしては「西王母」「兎」「不死」「蟾蜍」なわけです。
 で、西王母の話に焦点を持っていくと、話が見えてくる。
崑崙山は地上にありながら「不死」「霊」の天上に属する世界で、そこにすむ神仙が西王母。崑崙山とは天帝が地上に作った直轄の聖域(下都)で、死後人間は不死の理想郷へ(崑崙山)昇るらしい。で、西王母に仕える動物に、蟾蜍、食を調達する三足烏、吉兆の時に現れる九尾の狐、霊芝草を持った兎。兎~。
しかも不死の薬を作ってるのはこの兎。
霊芝草を搗(つ)いて不死薬を作ってたの。
不死-月-西王母ー兎とつながる。
で、いつしか崑崙山にいる不死薬をつくる兎と月宮とが結びつき、同化し「月の兎」となる。
 なので「月の兎」は人々の長生願望を背負って吉祥文様としていろいろなところに記録されている、と。図では三枝の霊芝草(コレを搗いて薬をつくるらしい)をくわえています。

と、簡単に説明するとそんな内容のことが書かれてありました。虚構の真実ではあるけれど。としめくくられてありました。
 相変わらずおちょこちょいな読み方をするので、的確に本の内容を説明できてるかは怪しいけれど・・・。
 話は吉祥性と神仙思想が薄い日本での「月の兎」と「花兎」へと続くのです。興味のある方はぜひ一読を。

 そうそう、まてまてそれじゃ兎は月で餅ついてるんじゃなくて、薬ついてるの?
はい。あれ、餅じゃなくて薬です
他の本「日本の伝統文様」によると、飛鳥時代に残されている図には薬壺(やっこ)と兎が組み合わされたものがあるそうな。やがて満月の別の名前「望月」(もちづき)から「持ちつき」の音通で仙薬が餅に変わっていったとか。

ギャグ?

大衆にはこっちの方が親しみやすいからかな・・・。年代の表記はなかったけど、江戸の人が考えそうな洒落・語呂だな・・・・。

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2006年12月26日 (火)

「ダ・ヴィンチ・コード」

キーワードはレオナルド、キリスト、マグダラのマリア、聖杯です。
今日は本の話と映画の話。
世の中にある冊数も読んでる冊数も多すぎて深すぎて何を書けばいいのやら。
きっと書ききれないのでやる前から断念です(笑)
でもとりあえず今読んでる本を。

「ダ・ヴィンチ・コード」です。やっと下巻突入。
今?みたいな。ええ、流行は追わないので。
ってか、今なら古本屋で安く手に入るので。
海外モノって高いのよ。刷り部数のせいだと思うけど。
今回のはかなりのベストセラーなので最初から安かったけどね。
で、レオナルドの暗号ですよ。
作者が考えたのかと思ってたけど、ずいぶん前からこういう説はあったみたいで、
作中にも出てくる「レン=ヌ=ルシャトーの謎」をそのまま使っちゃった感が・・・。
シオン修道会とか実在しない宗教を実在すると設定してみたり。
Mの字に見えるとか・・・。
ディズニーには隠されたメッセージが、とか・・・。
いや・・・あんた・・・それは無茶ぶりやわ・・・。
意外とやりたい放題なダン。
私は先に映画見ました。
宗教のところはさっぱりだったし、無理やりなところもあったけど、
けっこうおもしろかった。
そして見終わって一番に思ったことは、苦情が殺到しそうだな、と。
他の国の人に比べて日本人は宗教には疎いけど、
宗教問題で戦争してるぐらいの人たちにとってはどうなんだろう、と。
ちなみに「ダ・ヴィンチ」ってのは、「ヴィンチ村の」という意味らしい。
なので彼を正しく言い表すには(?)「レオナルド」で。
映画、いまいちぱっとしないのは主役がト・・・・。
脇役はよかったです。ガンダルフとベタ兄さん出てたから。
ベタ兄さん演じるシラスはいい。
(どうも人間くさい人間の弱いところを演じる役者さんが好きらしい。)
先に映画見て、それから原作読むのをオススメします。
だって原作、なんだか読みづらい・・・。文が。
ってか、話の流れを断ち切るような書き方するからだと思われる。
でも、だんぜん原作の方が情報多くておもしろいけどね。
ローマ・カトリックとプロテスタントの違いもわからんから、
へー、ほー。な所がいっぱい。
上巻でルーブル美術館に行きたくなり、中巻でマグダラのマリア、テンプル騎士団、聖杯に関する記述を読みたくなり。
下巻読み終わったころには悶絶してそうだな。

美術あり暗号あり歴史あり、おなかいっぱいです。
映画で話の流れと映像を、で端折りすぎている補足は原作で理解。
原作を先に読まれた人が気になるのは、きっと配役。
主役のラングドンの容姿を想像するような記述に
「ハリス・ツイードのハリソン・フォード」という箇所が。

なのにトム。
ハリソン君じゃないんかいっ。
元々は違う俳優さんが主役する予定だったらしいけど・・・。
サー・リーも恰幅のいい赤毛なのに、ガンダルフだし(でもこの配役はいい)。
宗教がわからなくても、楽しめる映画&小説でした。
わかったら、もっとおもしろいけどね。

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